髪の毛はヘアサイクルで一定量が維持されている!

 

ブラッシング後にブラシに付いた抜け毛やシャンプー後、排水溝に溜まった抜け毛を見て、「こんなにたくさん髪が抜けたら、数年後にはツルツルのハゲ頭になるんじゃないか・・・」と、不安を感じたことがある人は多いのではないでしょうか。

人の髪の毛は、平均で約10万本あるとされていますが、個人差があり、8~14万本と幅があり、多い人は15万本近いといわれています。

そのうち、1日に80~100本くらいは自然と抜け落ちていきます。

ブラッシングやシャンプー後、多量の抜け毛があっても、1日100本くらいまでなら特に問題はないのですが、単純に考えれば、数年後には髪の毛が全くなくなってしまうことになります。

それでも、一定量の髪の毛が維持できているのは、100本抜けても、また次から次へと新しい髪が生まれてくるからです。

髪の毛1本は、頭皮に埋もれている毛根の一番奥にある毛球という部分で生まれます。

この毛球には、髪の毛のもととなり「髪の製造工場」と呼ばれる毛母細胞と毛乳頭があります。

頭皮の毛細血管から送られる酸素や栄養素を毛乳頭が受け取り、毛母細胞が盛んに細胞分裂を繰り返して新しい髪の毛1本が生まれ、どんどん成長していきます。

そして、成長期(2~6年、女性の場合は約4~6年)→退行期(2~3週間)→休止期(2~3ヶ月)というヘアサイクルを経て、最後は自然と抜け落ちて、髪の毛1本の一生が終わります。

このように、髪の毛はヘアサイクルを経て、古い髪は抜け落ちて、また、同じ毛根から新しい髪が生まれるというサイクルがあるので、一定量の髪が維持できているわけです。

しかし、何らかの原因で、このヘアサイクルが乱れ、成長期が短くなって、休止期に移行する髪の毛が多くなると、多量の抜け毛が発生します。

また、髪が太く長く成長しないうちに、休止期に移行し、成長不足の細い髪の毛の割合が増えれば薄毛ということになります。

花蘭咲

こうした症状は、男性の場合、ジヒドロテストステロン(DHT)という男性ホルモンが深く関係していますが、女性は、睡眠不足、栄養バランスが偏った食事、ストレス、間違ったヘアケアなど、日頃の生活習慣の中にヘアサイクルを乱す要因が潜んでいます。

男性の薄毛のほとんどはAGAと呼ばれる男性型脱毛症で、遺伝的な要因が強いので、なかなか改善は難しいですが、女性の場合は、日頃から規則正しい生活習慣を送り、正しいヘアケアを施して頭皮環境を整えていれば、正常なヘアサイクルを保つことができます。